ただいま、とおかえり

いろいろ振り返りたいのだけど、どこまで遡ればいいか迷っているとまた一生更新ができないので、ひとまず去年の話。

私は2023年に結婚をして、その年の11月に結婚式をして、12月いっぱいで8年勤めた会社を退職しました。こぢんまりとした式にしたく家族と数人の友人規模のものだったけど、それなりに準備や決めることも多くて、さらに次を決めずに退職を申し出ていたので気持ち的に落ち着かず、新婚旅行は一旦お預けとしていました。

翌年の2024年の春から働き始めて、やっと9月に行きました。
ハネムーンとやらに。トロントに。笑

行きたい国はたくさんあるのだけど、コロナもあって友人たちにも会えていなかったし、久しぶりに行きたいと伝えたら、「みどりがそんな好きな国なら行ってみたい」って言ってくれました。わーい!

というわけで、5年ぶりのトロント。
(滞在中の中5日は、これまたずっと行きたかったアイスランドへ行ったのでそれはまた別の記事で。)


治安が悪くなった、物価が高くなった、移民が増えたなんて色んな話を聞くけど、ツーリストの私にはトロントのすべてが眩しくて友達に会えて天気がいいだけでウキウキしてしまう。

トロントにいた思い出は大切すぎて、毎日愛でていたいのだけど、なんだか記憶の上のにおいとか温度とか、感覚的なものが今の自分の状態に上書きされてしまいそうで、過剰に美化してしまいそうで、思い出したいけどあんまり思い出したくない。頑丈な額縁にいれて劣化しないように飾ってあの頃のままの思い出としておきたい。

消化しきれないんじゃなくて、消化したくない。
ずっとお腹に入れておきたいのだ。重すぎる。。笑

***
初めてトロントへ来て一週間が過ぎたとき、あまりにも生活が違和感なくストンと自分の中に落ちて行くから、日々がものすごい速さで過ぎていくことに気づくと不意に苦しくなった。「一年後は自分はここにいないんだな」、と。こちらで初めて泣いたのは日本が恋しいからではなく、それを思ったからでした。

地下鉄のホームでクライシスライン (自殺や悩みごとなどを相談できる電話)の広告を見かけた。ここにいる人たちも悩んだり死にたいと思ったり、幸せになりたいと思ったり、私の知ってる国と変わりのない生活をしている。異国である以前に誰かのホームタウンで誰かの日常だってことを改めて思い出した。
***

以前こんなことをブログに書きました。

帰国して今年でちょうど10年。消化不良の気持ちは腐ることなくピカピカのまま。
ただ胸焼けするほどの未練はこの歳月をかけてなくなってきた気がする。それは10年経っても変わらない距離感でアホな話をして笑い合える友人がいるから。

フィジカルじゃなくていいのだ。

「おかえり」と言ってもらえて、なんだか涙が出ちゃうくらい嬉しかった。
「ただいま」、って帰ってきていいんだなぁ。



今回はJのお家にお世話になったんだけど、アイスランドから帰ってきたら、


Jと奥さんのYちゃんからサプライズが・・・!!!


わー!!!笑



もう、二人ともめっちゃスイート!!笑
嬉しかったなぁ。

家に着いたのが夜の11時ごろだったんだけど、"Are you hungry?"って急にフレッシュロールパーティを始めてくれた。アイスランドの感想を伝えながら、夜のよく分からないテンションで(時差もあったし?)めっちゃ食べちゃった(いつも通り)。


アイスランドに行くときの空港への移動は行きも帰りも別の友達が車で送ってくれて、(仕事で忙しいのに!)なんて感謝すればいいか分からないくらい、他の友人にも会えて毎日嬉しくて胸がいっぱいの滞在でした。

続く。

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